【2026/10/22】本日のビットコイン・仮想通貨ニュースまとめ|JPモルガンAMが年率10%予測、ETHステーキング過去最高

2026年10月22日、仮想通貨市場は主要銘柄がそろって小幅上昇する穏やかな強気相場を維持している。ビットコイン(BTC)は前日比+1.63%の1,332万7,467円、イーサリアム(ETH)は+1.19%の39万1,649円、リップル(XRP)は最大の上昇率+2.20%で215.85円を記録。ソラナ(SOL)は+0.55%の1万6,925円と小幅な上昇にとどまった。市場全体としては過熱感なく底堅い展開で、2024年後半の機関投資家流入フェーズに似た「静かな強気」の様相を呈している。本日の注目点は、①JPモルガンAMがBTCの10年年率リターンを10%と正式に想定したこと、②ETHステーキング量が過去最高を更新したこと、③CME市場でBCH・UNI先物が新たに上場したこと、の3点だ。
チャート提供: TradingView / 詳細チャート: Investing.com ・ Google Finance
JPモルガンAMがBTCの10年リターンを年率10%と想定——米大型株・金を上回る見通し
米JPモルガン・アセット・マネジメント(JPMAM)が、ビットコインの今後10年間の年率期待リターンを10%と設定し、米大型株(S&P500構成企業)や金(ゴールド)を上回ると公式に見解を示した。(出典:あたらしい経済)
背景として注目すべきは、これが単なる「強気の個人アナリスト見解」ではなく、世界最大級の資産運用会社による長期キャピタルマーケット仮定(LTCMA)への組み込みである点だ。LTCMAは機関投資家の資産配分の基礎データとなるため、ここにBTCが明示的に登場した意義は極めて大きい。2022年の暗号資産冬の時代以降、機関投資家はBTCをリスク資産の最右翼として距離を置いていたが、ETF承認(2024年1月)を経て評価軸が明確に変化しつつある。
投資家への示唆:短期トレーダーにとっては直接の価格カタリストとはなりにくいが、中長期保有者にとっては「世界の主流金融機関がBTCをアセットクラスとして本格承認した」というエポックメイキングなシグナルと読める。初心者にとっては、「ビットコインはギャンブルではなく長期投資の選択肢のひとつ」という認識がプロの世界でも定着しつつある証左といえるだろう。
ETHステーキング量が過去最高4,380万ETH——総供給量の35.9%を占める
米ビットワイズの最新報告によると、2026年第3四半期末時点でイーサリアムのステーキング量が4,380万ETHと過去最高を記録、総供給量に占める割合は35.9%に達した。(出典:あたらしい経済)
ステーキング量の増加は、市場に流通するETHの絶対量を減少させるデフレ的な効果をもたらす。2022年9月のThe Merge(マージ)以降、ETHはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行したが、ステーキング比率が35%を超えるのは事実上初めてだ。類似の局面として、2024年初頭にステーキング比率が25%を突破した際、ETHは3か月間で約40%の上昇を記録した経緯がある。
ネットワークセキュリティの観点からも、ステーキング量の増加は攻撃コストの上昇を意味し、長期的な信頼性向上に寄与する。中長期保有者にとっては、ETHがより「希少で安全な資産」へと進化しているシグナルとして評価できる。一方、短期トレーダーは、ステーキング解除(アンステーク)による売り圧が顕在化するタイミングを引き続き注視する必要がある。
CMEがBCH・UNI先物の取引を開始——機関投資家の裾野がアルトコインへ拡大
世界最大の先物取引所のひとつ、米CMEグループがビットコインキャッシュ(BCH)とユニスワップ(UNI)の先物取引を正式に開始し、ファルコンXとGSRが初のブロック取引を実行した。(出典:あたらしい経済)
CMEへの先物上場は、機関投資家が当該銘柄への投資・ヘッジ手段を正規に持てるようになることを意味する。過去の事例では、BTCのCME先物が2017年12月に開始された際に価格形成のダイナミクスが大きく変わり、ETH先物の2021年2月上場時にも機関資金の流入加速が観測された。BCHやUNIはビットコイン・イーサリアムに比べて時価総額で劣るものの、CMEという「お墨付き」が加わることで、機関投資家によるアルトコインへのエクスポージャー拡大の橋頭堡となりうる。
短期トレーダーにとっては、先物プレミアム(ベーシス)の動向が新たなトレードシグナルになる可能性がある。初心者は、CME上場が必ずしも即時の価格上昇を保証するわけではない点に注意が必要だ。先物市場は空売りも可能であり、上場直後に価格が下落するケースも歴史上存在する。
JPYC・SBJ銀行・LINE NEXT、銀行口座とウォレット連携の実証実験を開始
JPYC社、SBJ銀行、LINE NEXTの3社が、銀行口座と暗号資産ウォレットをシームレスにつなぐ「JPYCチャージ機能」の実証実験開始に合意した。(出典:あたらしい経済)
JPYCは日本円にペッグしたステーブルコインで、この実証実験は法定通貨とブロックチェーン上のデジタル資産の橋渡しをより身近にする取り組みだ。日本国内では2023年の改正資金決済法以降、ステーブルコインの法的枠組みが整備され、銀行・フィンテック・ブロックチェーン企業の連携事例が急増している。今回の3社連携は、Web3の「日常使い」を加速する上で象徴的な一歩と位置付けられる。マクロ的には、日銀のデジタル円(CBDC)検討とも連動し、日本のデジタル金融インフラの整備が着実に進行していることが確認できる。
本日のマーケット全体観
本日の市場は、BTCを中心に主要銘柄が+0.5%〜+2.2%の範囲で小幅上昇する均衡した展開を見せた。XRPが最大上昇率+2.20%をマークしたことで、一部のアルトコインへの資金分散が進んでいる可能性が示唆される。BTC優位性(ドミナンス)は依然として高水準を維持しているとみられるが、今回のCMEアルトコイン先物上場などが材料となり、今後数週間でドミナンスが緩やかに低下するシナリオも排除できない。米国市場では、FRBの利下げサイクル継続への期待とドル円の動向が引き続きリスク資産全般の価格に影響を与えており、仮想通貨市場も例外ではない。2023年10月以来続く「機関投資家主導のBTC強気相場」の構造は現時点で崩れておらず、底堅い地合いが続いているとみられる。
明日以降の注目ポイント
短期トレーダー視点:BTCが1,330万円台を維持できるか、XRPの上昇モメンタムが継続するかが短期的な焦点となる。CME新規先物のオープンインタレスト(建玉残高)の推移も新たなボラティリティ指標として確認したい。中長期保有者視点:JPモルガンAMのBTC年率10%想定が他の大手運用会社にも波及するかを注視。米国のETH現物ETFへのステーキング機能追加規制動向も、ETHの長期評価に直結する。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や米国PCEデフレーターなどのマクロ指標の発表タイミングと市場の反応には引き続き警戒が必要だ。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を勧誘・推奨するものではありません。仮想通貨への投資は価格変動リスクを伴い、投資元本が保証されるものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。